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2014年6月19日(木)

軍需企業に市民が抗議

“死の商人にストップを”

「日本の軍国主義化心配」 フランス

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(写真)フランスのパリ郊外で17日、市民らが国際武器展示会への抗議行動を展開しました。参加者は「死の商人にストップを」と書かれたプラカードなどを掲げて軍需企業を批判しました(島崎桂撮影)

 【パリ=島崎桂】パリ郊外で開催中の国際的な武器展示会「ユーロサトリ」への抗議行動が17日、パリ中心部の廃兵院前で行われました。廃兵院ではこの日、日本企業を含む出展企業のためのレセプションを開催。市民らは、続々と訪れる軍需企業関係者に向け「死の商人はいらない」と訴えました。

 安倍政権による武器輸出の解禁(4月)を受け、ユーロサトリには三菱重工や日立製作所、NECなど、初参加を含む日本企業13社が市場調査などを理由に参加しています。

 抗議には青年から高齢者まで幅広い年代が参加。「今ここに武器商人がいる。認めてはいけない」「あなた(軍需企業)のお金は死のにおいがする」などと書かれた横断幕やプラカードを立て、ダイ・イン(死者を模した抗議行動)を行いました。

 廃兵院を訪れた軍需企業関係者に対して「武器商人は人殺し」「子どもたちを死なせるな」と唱和。「戦争をさせるために子どもを産む女性はいない」とのメッセージを掲げる女性もいました。

 抗議に参加したジミー・アネさん(31)は、日本の武器輸出解禁について「第2次大戦以降、平和憲法と平和主義の伝統を持っていた日本が軍国主義化していくのはとても心配です。平和主義という日本の魅力が失われていくのは、日本人にとっても、私たちにとっても悲しいことです」と話しました。


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