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2014年6月15日(日)

国際会議閉幕 指針づくり合意

アンジー「紛争下の性暴力根絶へ勇気」

韓国は「慰安婦」言及

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 【パリ=島崎桂】ロンドンで開かれていた紛争下での性暴力根絶をめざす国際会議が13日、4日間の日程を終えて閉幕しました。

 同会議は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリーさんと、ヘイグ英外相が主導したもの。日本を含む120カ国以上の閣僚や政府・軍関係者、市民団体、性犯罪被害者ら約1200人が参加しました。

 会議では、紛争下での性犯罪捜査や証拠集め、訴追に向けた国際的な指針づくりで合意。あわせて、性犯罪撲滅のための国際・国内法の整備や被害者支援の強化、各国軍兵士への指導、レイプに対する認識の変更などを求めました。

 ジョリーさんは、閉会時の会見で「世界中の多くの男性指導者が、紛争下の性暴力を取り巻くタブーと向き合う姿勢を示したことに勇気づけられた」と話しました。

 韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外務第2次官は期間中、「慰安婦」問題にふれ、日本の名指しは避けつつ「第2次世界大戦中に起きた軍隊による『強制性奴隷制』」について「過去の過ちに対する政府の責任を認め、責任ある措置を取ることが悲劇の再発を防ぐ条件だ」と強調しました。

 国連児童基金(ユニセフ)によると、紛争下では子どもが最も性犯罪の被害を受けやすく、毎年約1億5000万人以上の少女、7300万人以上の少年が性暴力の被害に遭っているといいます。


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