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2014年6月12日(木)

労働時間規制は世界の共通原則

BS番組 小池氏が主張

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 日本共産党の小池晃副委員長は10日、BSジャパンの「日経プラス10」に出演し、安倍政権がめざす「残業代ゼロ」制度(ホワイトカラー・エグゼンプション)について、衛藤晟一首相補佐官(自民党)と討論しました。小池氏は「労働時間の規制は世界の共通原則だ。これを壊してはならない」と主張しました。

 司会の小谷真生子キャスターが「サービス残業が増える労働者は増えるのではないか」と懸念を表明。小池氏は「間違いなく増える」と答え、ホワイトカラー・エグゼンプションは「労働時間という概念をなくすものだから、サービス残業が法律上許されることになる」と指摘しました。

 小谷氏は、厚労省が調査した企業の23・9%で賃金不払いの残業が明らかになったという調査結果を示し、「これをさらに加速させるのでは」と衛藤氏に迫りました。

 衛藤氏は「そうならないようにチェックする」といいつつ、労働時間規制の撤廃を「新しい働き方の選択肢を増やすものだ」と正当化。小池氏が「もともと労働時間の規制が弱い日本で、これをなくしてしまっていいかが問われている。労働時間は伸びない、賃金は下がらないと安倍さんは言うが、なんの保証もない」と批判すると、小谷氏はうなずきました。

 労働時間規制撤廃によって暮らしはどう変わるかがテーマになり、小池氏は「ワークライフバランス(仕事と生活との調和)というのであれば、労働時間の規制こそやるべきだ」と主張しました。山川龍雄キャスターも、「せめて、総労働時間の上限や休日取得の促進を盛り込まないといけない」と賛同しました。

 衛藤氏は「自民党は、経済界の言う通りになるということはない」と言い訳に終始しました。


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