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2014年6月2日(月)

きょうの潮流

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 真夏並みのきびしい暑さがつづく列島。衣替えの時期とはいえ、体が慣れていないうえにこう暑くては夏服の涼しさもかなわない。熱中症には十分にご注意を▼その猛暑の日曜日。官邸と国会正門の前に「川内(せんだい)原発、再稼働やめろ」の声がひびきました。いま再稼働の突破口に狙われている九州電力の川内原発。地元だけでなく、原発ゼロをめざす全国の仲間が呼応し、13日には抗議と連帯の輪が鹿児島県庁を囲みます▼川内原発の近くには桜島や霧島といった活発な火山があります。3年前に爆発した霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)は、今年に入ってもマグマが膨らんで地震が続発。桜島も爆発と噴火をくり返しています▼過去の巨大噴火によって、川内原発の周辺には火砕流が何度も押し寄せていました。いまから100年前に起きた桜島大噴火のときははるか東北まで火山灰が観測されています。さらに、活断層の存在も指摘されています▼住民の命や安全より、再稼働ありきの審査。事故が起きても逃げられない、ずさんな避難計画。地元でとりくむ市民アンケートには不安の声が寄せられ、8割以上が再稼働に反対しています。鹿児島県内でも6割の人たちが反対です▼「この危険に目をつぶっての再稼働など、とんでもありません。川内原発に求められているのは廃炉の決断」。国会前で共産党の志位委員長は訴えました。地震・火山の列島で、それは全国どこの原発にもいえることでしょう。いくら衣を替えても、危険な中身は同じなのですから。


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