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2014年6月1日(日)

米首都近郊で初 「慰安婦」碑設置

バージニア州

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(写真)記念碑の前で、涙を流す元「慰安婦」・被害者の姜さん(手前左から2人目)=30日、米バージニア州(洞口昇幸撮影)

 【フェアファクス(米バージニア州)=洞口昇幸】米首都ワシントン近郊のバージニア州フェアファクス郡庁舎の敷地内で30日、日本軍「慰安婦」の被害者や被害の実態を忘れず、二度と繰り返してはいけないとの思いを込めた記念碑の除幕式が開催されました。

 設置したのは韓国系住民らでつくる「ワシントン慰安婦問題連合」(WCCW)。米国内での「慰安婦」の碑・像の設置は6カ所目、首都近郊では初めてのことです。

 今回設置された記念碑には「人身売買の被害者として基本的人権と尊厳を奪われた女性・少女を記す」などと書かれ、記念碑の両側には「慰安婦」問題の公正で平和的な解決に向けた希望を表すチョウの形をしたベンチも置かれました。

 韓国の「ナヌムの家」から式に駆けつけた元「慰安婦」の姜日出(カン・イルチュル)さん(85)は、朝鮮半島の伝統舞踊が披露されるなか、記念碑を前に涙。「日本政府は謝罪をすべきだ」と訴えました。

 同郡を統治する郡政委員会のシャロン・ブローバ議長は事前に声明を発表し、「慰安婦」のような「悲劇を決して許してはいけない」と記念碑設置の意義を強調。式にも出席しました。

 参加者の一人、シンシア・バットナガーさんは「『慰安婦』問題を日韓などの狭い政治的論争にとどめるのは恥ずかしいこと。各国にも共通する深刻な問題だと思う」と語りました。


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