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2014年5月26日(月)

エジプト大統領選きょうから投票

前国防相がリード保つ

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(写真)サバヒ候補の最後の演説を聞きに集まった人たち=23日、カイロ(小泉大介撮影)

 【カイロ=小泉大介】昨年7月の軍によるモルシ前大統領解任を受けたエジプト大統領選挙の投票が26、27の両日行われます。選挙戦はシシ前国防相と左派政治家のサバヒ氏との一騎打ち。治安や経済の改善という国民の願いを背景に“強い候補者”を演出したシシ氏を、「革命」継続を訴えるサバヒ氏が追う展開となっています。

 シシ氏は「テロの危険」からか選挙期間中に一度も街頭に姿を現さず、もっぱらメディアのインタビューなどを頼りに政見を発表。それでも国家機関を含む各種団体・業界の支援や圧倒的な宣伝量もあり、終始、たたかいを優位に進めました。

 選挙期間最終の23日には、テレビを通して「未来をつくる国民の強い意思を示すには投票することが重要だ」と発言。棄権が多くなることへの懸念から、投票率アップを強く呼び掛けました。

 一方、サバヒ氏は同日、首都カイロ中心部で最後の演説。表現の自由を侵すデモ規制法の改正を約束するとともに、「私は権力のためでなく国民のためにたたかう。腐敗をなくし、民主主義と社会的公正を達成する」と力説して聴衆の盛大な拍手を浴びました。

 モルシ前大統領の出身母体であるイスラム主義組織・ムスリム同胞団は選挙ボイコットを決めており、投票期間中は各地で暫定政権に対する抗議デモを実施するとしています。


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