「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年5月23日(金)

悪質ファンド厳しく

昭和ゴム株価操作 仁比氏要求

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する仁比聡平議員=20日、参院法務委

 日本共産党の仁比聡平議員は20日の参院法務委員会で、租税回避地(タックスヘイブン)に本拠地を置く投資ファンド「APF」が昭和ゴムを支配して財産を流出させたうえに、それを追及した労働組合員を子会社に追いやり不当労働行為を行っている問題を取り上げ、政府に厳正な対応を求めました。

 昭和ゴムの社外取締役についたAPF代表は、証券取引等監視委員会からグループ会社の株価操作、偽計取引容疑で個人としては過去最高の課徴金納付命令を金融庁に勧告されています。ところが、審判手続きは4回延期され半年に及ぶなど対応は進んでいません。東京証券取引所は、審判の遅れも理由に上場企業の企業統治の状況について調査もしていません。

 仁比氏は「悪質ファンドの逃げ得は許されない。(昭和ゴムの)労働者が路頭に迷いかねない事態が進んでいることは重大だ」と強調。金融庁や厚生労働省などと連携して悪質ファンドに対して厳しい措置を取ることを求めました。

 谷垣禎一法相は「企業統治強化のための相当の議論は必要」と述べました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって