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2014年5月16日(金)

きょうの潮流

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 自民党を革新政党と呼ぶ人はまずいないでしょう。では保守かと聞かれれば―。月刊誌『文芸春秋』が百人の論者に安倍総理の「保守」を問いかけています▼「保守というより反動」「保守と対極の態度」「本来の保守主義の枠をこえて、ナショナリスティック」「右傾化し国粋主義的になっている」「保守ではなく守旧派」「変異を狙う革新思想」…。こんなに首をひねる人が多いとは▼同誌が選んだ論者には、改憲主義者や右寄りの学者、財界人が名を連ねています。そういう人たちまでが、いまの政権のやり方や危うさに警鐘を鳴らし、保守のあるべき姿を訴えているのです▼本紙日曜版の最新号にも、自民党の元幹事長、加藤紘一さんが登場。安倍政権がごり押しする集団的自衛権について、「自衛隊を海外に出し、米軍と肩を並べて軍事行動させようということ。地球の裏側まで行くことは十分に想定される」と批判しています▼その安倍政権が首相の私的懇談会の報告を受け、解釈改憲へ本格的に走り始めました。記者会見であげた事例は「突然襲われたら」という架空のものばかり。みずからの行動が他国との緊張を高めているのに、力で応じるというのですから有害このうえない▼戦争する国づくりへと舵(かじ)を切ったこの日。くしくも軍人たちの反乱によって日本が破滅の道に進んでいった五・一五事件が起きた日です。そして戦後、沖縄が復帰を果たした節目でもあります。歴史を後戻りさせず、前に進めるのは国民のたたかいです。


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