2014年5月13日(火)
チッソ 免責させない
会社法改定案反対 水俣病患者団体が集会
|
市田氏らあいさつ
水俣病の原因企業であるチッソの子会社株売却を促進し、チッソの免責と問題の幕引きを図る会社法改定案に反対する集会が12日、参院議員会館で開かれました。主催は、水俣病被害者互助会、水俣病被害市民の会、水俣病被害者全国連絡会、水俣病不知火(しらぬい)患者会の4団体。集会に先立って参加者らは、議員要請行動と記者会見も行いました。
互助会事務局長の谷洋一さん、市民の会代表の坂本龍虹さん、不知火患者会会長の大石利生さん、ノーモアミナマタ第2次国賠訴訟原告団の飯尾正二さん、全国連絡会事務局長の中山裕二さんがあいさつしました。
13日の法務委員会に参考人として出席する大石さんは「いいかげんな判定や線引きによる認定の打ち切り、不当な患者の切り捨ては許さない。全容解明はまだであり、法案はチッソの免責、幕引きをはかるものだ。法務委員会で反対の決意表明をしたい」と話しました。
日本共産党の市田忠義副委員長、仁比聡平両参院議員と赤嶺政賢衆院議員もあいさつしました。
市田氏は、「救済を打ち切り、加害者であるチッソを免責することは許せない」と批判。「国、県、チッソの責任である水俣病は、一人残らず救済してこそ解決する。道理はみなさんにある。確信を持って奮闘しよう」と述べました。