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2014年5月12日(月)

南シナ海問題 平和解決を

ASEAN首脳会議が宣言

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 【ネピドー=松本眞志】第24回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は11日、「2015年ASEAN共同体実現のネピドー宣言」を採択しました。同宣言は、2015年予定のASEAN共同体実現のための各国の共同の重要性を強調したうえで、「域内の平和と安定、調和と繁栄を維持する上でASEANの統一と結束、その中心的役割を強化する」ことなど、28項目で合意したとしています。

 とくに、懸案の南シナ海問題に直接言及した項目では、「普遍的に認められた国際法の原則に従った紛争の平和的解決を含む法の支配を促進し擁護する」「ASEAN憲章、東南アジア友好協力条約(TAC)、東アジア・サミット宣言、南シナ海行動宣言(DOC)などASEANの諸文書に記された基準や原則、価値観の共有を促進する」「普遍的に認知された1982年の国連海洋法条約を含む国際法の原則に従い、DOCの完全で効果的な実施のための共同を強め、特に、全関係国に自制と武力の不行使、緊張を拡大する行動の抑制、DOCを反映した南シナ海行動規範(COC)の早期締結に向けた活動を呼びかける」ことを確認しました。

 ASEANの今後の課題についても、「東南アジア友好協力条約や互恵関係に基づく『バリ原則』に記された諸原則に基づく地域的枠組みの可能性を探求し、インド太平洋の枠組みを提言するインドネシアの努力を歓迎する」としています。


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