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2014年4月25日(金)

暫定統一政府を合意

パレスチナ ファタハとハマス

5週内に樹立

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  【カイロ=小泉大介】パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとイスラム武装抵抗組織ハマスは23日、5週間以内に暫定統一政府を樹立し、その半年後をめどにパレスチナ自治政府議長・評議会(国会に相当)選挙を実施することで合意しました。両者は統一政府樹立失敗を繰り返しており、今度こそ実現するか注目されます。

 合意は、ファタハ代表団がハマス「支配」下のパレスチナ自治区ガザを訪問・協議し発表されました。双方は前回評議会選挙(2006年)でのハマス圧勝を受け、治安権限などをめぐり対立が激化。ハマスが07年にガザを掌握して以来、パレスチナは自治政府が統治するヨルダン川西岸とガザに「分裂」した状態に陥ってきました。

 パレスチナは現在、イスラエルと和平交渉中ですが、アッバス自治政府議長(兼ファタハ議長)は23日の声明で「ハマスとの和解とイスラエルとの和平の間に矛盾はない」と表明。ハマスはイスラエルの存在を正式には認めていませんが、統一政府樹立を機に立場を変えれば、パレスチナ側は強い足場で交渉に臨むことができます。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、「アッバス議長は和平か(ハマスとの)合意かのどちらかを選択しなければならない」などと述べ、冷水を浴びせました。


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