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2014年4月7日(月)

EU、ロに緊張緩和求める

ウクライナ問題 外相非公式会合

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 【パリ=浅田信幸】欧州連合(EU)28カ国の外相は4、5の両日、アテネで非公式会合を開きました。EU議長国であるギリシャのベニゼロス外相とアシュトンEU外交安全保障上級代表(外相)は、終了後の共同記者会見で、クリミアを併合したロシアに対し、制裁強化の選択肢を残しつつ、緊張緩和の動きを示すよう改めて要求しました。

 アシュトン氏はロシアに対するEUの現在の対応を、▽必要になればより厳しい制裁を科せるよう態勢を整える▽情勢の緩和に向けた動きをロシアに説得する―の2側面があると説明。ベニゼロス氏は、制裁は国際法が守られるようにするためのものであり、「現在の主要問題は緊張緩和に向けた動きだ」と強調しました。

 非公式会合は半年に1度、輪番制の議長国が主催し、決定のない自由討論を行っています。今回もアフガニスタンからシリア、中東和平、トルコ問題が論議の対象にのぼりましたが、ウクライナとロシア問題が中心。現地からの報道によると、スウェーデンのビルト外相は、ロシアをどう見るかについての深い論議が行われたとし、ロシアが「新しい政治的心理」を持った国に変化したと指摘。これに対応して、少なくとも短期ではすまない、新たな対ロ戦略の構築が必要となっていることを示唆しました。


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