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2014年3月31日(月)

カネミ油症 無料検診

北九州 被害者団体と民間医師

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(写真)医師(左)からも問診を受ける来診者=30日、北九州市八幡西区

 国内最大の食品公害とされるカネミ油症問題で、被害者団体「カネミ油症未認定・ダイオキシン汚染を止める会 グリーン・アース」と民間医師は30日、被害者救済に向けた無料検診を北九州市で実施しました。

 受診者は県内の男女6人。検診は、実行委員会事務局長の北川喜久雄さん(59)が院長を務める北川内科クリニックを会場に、医師4人が問診による症状確認を行いました。

 受診したグリーン・アース会長の重本加名代さん(57)は、小学校の頃から倦怠(けんたい)感に悩まされ、今も頭痛やめまい、吹き出物などの症状もあるものの、国の検診では油症と認められなかったといいます。「(原因物質の)カネミ倉庫の食用油は、商店などに広く流通していました。多くの被害者の救済を実現したい」と話しました。

 診察にあたった北川院長は「治療法は確立されておらず、認定基準もあいまいなもの。カネミ油を食べた人を全て油症患者と認めるべきだ」と語りました。

 実行委は、今回の検診を「油症問題の解決策を検討するためのきっかけにしたい」としており、5月にも検診を実施する予定です。


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