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2014年3月26日(水)

ロシアへ制裁強化警告

G7、「ハーグ宣言」を発表

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 【パリ=浅田信幸】日米欧の主要7カ国(G7)は24日、ウクライナ危機を巡り、核安全保障サミットが開かれているオランダのハーグで首脳会談を行い、「ハーグ宣言」を発表しました。

 宣言は、クリミアで実施された「違法な住民投票」と「ロシアによるクリミア併合の違法な企て」を非難し、「ともに認めない」と強調。ロシアが緊張を激化させる行動をとり続けるなら「ロシア経済に重要な影響を及ぼす部門別の制裁を含む活動を強化する」と警告しました。

 また6月にロシアのソチで予定されていた主要8カ国(G8)サミットには出席せず、「ロシアが行動を改めない限り、G8への参加を停止する」と宣言。代わって6月にブリュッセルでG7サミットを開くことを明らかにしました。

 G7首脳は同時に、「情勢の緊張を緩和する外交的通路は開かれたままだ」とし、ロシアにウクライナの領土保全と主権を尊重すべきだと主張。ウクライナ政府との直接対話を開始するよう促しました。

 G7会合に参加したオバマ米大統領は「欧米はウクライナの政府と国民を支持することで一致している」「われわれは、これまでの行動についてロシアに代価を課すことで一致している」と語りました。

 一方、核安全保障サミットに出席したロシアのラブロフ外相は、G8サミットにG7諸国が参加せず不開催となる件で、「西側諸国がこの形式は無意味になったと信じるのなら、われわれはこだわらない。大した問題ではない」と述べました。


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