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2014年3月21日(金)

ウクライナ軍撤収へ

完全にロ支配下に

2基地制圧される

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 【パリ=浅田信幸】ウクライナ政府は19日、ロシアが併合の準備を進めているクリミア半島から同国軍の兵士と家族を本土に撤収させる方針を固めました。ウクライナのパルビー国家安全保障会議書記が記者会見で明らかにしました。部隊撤収で、クリミアは完全にロシアの支配下に置かれることになります。


 英BBC放送によると、パルビー氏は「兵士だけでなく、クリミアにいるその家族も、速やかにウクライナ本土に撤収できるよう計画を立案中だ」と発言。同時に、ロシア主導の独立国家共同体(CIS)を脱退する政府の意向も明らかにしました。

 クリミア半島では同日、親ロシア派武装勢力がセバストポリの海軍参謀本部と半島西部にあるノボオゼルネ海軍基地に突入して制圧。銃撃などはなく、負傷者も出ていないもようですが、ハイドゥク海軍参謀本部司令官が拘束され、ロシア特殊部隊のものとみられる車で連れ去られました。

 バルト3国の一つリトアニアの首都ビリニュスを訪問中のバイデン米副大統領は19日、共同記者会見で、ロシアに対し「ロシアがこの暗い道を続ける限り、ますます政治的、経済的な孤立に直面することになる」と警告。リトアニアのグリバウスカイテ大統領は「野蛮な力の行使で欧州諸国の国境線を引き直し、欧州の戦後構造を破壊しようとする企てがある」とロシアの行動を非難しました。


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