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2014年3月20日(木)

軍事介入 撤回求めよ

クリミア問題 紙議員、政府に迫る

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 日本共産党の紙智子議員は19日の参院沖縄・北方問題の特別委員会で、ロシアによるウクライナ・クリミア自治共和国の編入を批判し、解決に向けて日本政府がロシアに軍事介入の撤回を求めるべきだと主張しました。その上で、国際社会と協力し、外交努力によって平和的に解決するよう求めました。

 紙氏は、ロシア政府の行為について、国際法にもウクライナ法にも反し、「ウクライナの主権を侵し、武力を背景にした領土の変更であり、国際平和秩序への重大な攻撃だ」と批判。岸田文雄外相は「力を背景とする現状変更の試みは決して認めるわけにはいかない」との答弁にとどまり、軍事介入の撤回を求めるとも明言しませんでした。紙氏は「わが国はロシアと領土問題を抱えているからこそ、原則的な立場を貫くことが大切だ」と強調しました。

 紙氏はまた、ロシアに占拠されている国後、択捉、色丹、歯舞の4島において、旧島民が持つ土地の所有権の変更など登記事務が放置されている問題に言及。領土問題の解決が先決だとして、この問題を後景に追いやる日本政府の姿勢を問題視し、「関係者の要望も聞き、専門・集中的に議論すべきだ。ロシアとの協議で(同問題を)テーブルに上げるなど戦略的な対応が必要だ」と説きました。


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