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2014年3月19日(水)

基地着工ありえない

米軍レーダー 井上氏が中止要求

参院外交防衛委

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 日本共産党の井上哲士議員は17日の参院外交防衛委員会で、米軍ミサイル防衛計画の一環である京都府京丹後市へのXバンドレーダー基地の建設について、環境影響調査の実施なしに着工はありえないと述べ、建設中止を求めました。

 井上氏は、住民の不安が広がっていることにふれ、防衛省調査は環境影響を予測しうるものかと質問。同省の山内正和地方協力局長は、騒音、海上での電波影響、水質などについて「設置前後の状況について(比較し)把握するものだ」と答えました。

 井上氏は、「設置前後の数字を比較するだけで、およそ住民の不安に応えるものではない」と指摘。「日本環境管理基準」(JEGS)の適用を“米側の措置”とする岸田文雄外相答弁(13日)をあげ、JEGSに基づく調査の実施と、結果公開を米側に求めるべきだと強調しました。防衛省の真部朗防衛政策局次長は「(米側調査は)期待すべきものだ」と答えました。

 井上氏は、「基地は日本の国土につくられるものだ」と指摘。米ミサイル防衛庁の2014年度予算書では基地建設について「域外影響調査の全要件は工事開始前に完了」と明記されており、「調査なしに工事開始はないと明言せよ」と求めました。小野寺五典防衛相は「米国に配慮を申し入れており、理解を得ている」と米軍任せの姿勢を示しました。


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