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2014年3月13日(木)

春闘 大手、ベア実施も低額

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 自動車や電機、鉄鋼・重機の主要企業は12日、2014年春闘で労働組合に対して、集中回答しました。「デフレ脱却」にむけてベースアップ(ベア)の実施が最大の焦点で、ベア回答が相つぎました。しかし、組合要求にこたえる満額回答はわずかでした。多くが低額回答にとどまりました。

 円安などの影響で業績が好調な自動車では、トヨタがベア月額4000円の要求に2700円を回答。一時金は要求通りの6・8カ月分でした。日産はベア相当分3500円、一時金5・6カ月の要求双方に満額を提示。ホンダは3500円のベア要求に2200円を回答し、一時金は5・9カ月と満額で応じました。

 日立製作所や東芝など電機大手は、各社2000円のベア実施で決着しました。一時金は日立が5・62カ月、三菱電機が5・74カ月を回答しました。

 2年分を一括交渉する鉄鋼・重機は、組合側が賃金改善を年3500円ずつ行うよう統一要求。新日鉄住金は14年度1000円、15年度1000円と、2年あわせてべア2000円と回答しました。

 ベア回答が相ついだのは、2008年春闘以来6年ぶりです。

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