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2014年2月19日(水)

タイ 反政府デモ排除

首相府周辺 警官ら3人死亡

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 【ハノイ=松本眞志】タイ警察は18日、首都バンコクの首相府周辺で政府業務の妨害を続けている反政府デモ隊の強制排除に乗り出しました。デモ隊側は爆発物や銃器で抵抗。衝突で少なくとも警官1人を含む3人が死亡、警官とデモ参加者合わせて数十人が負傷しました。

 インラック首相は18日午前にテレビ演説し、「選挙によらない政府を樹立するために、選挙で選ばれた政府を打倒しようとしている」と反政府デモ隊を非難しました。

 昨年11月の反政府抗議行動開始以来、死者数が12人となりました。警察側は、「警官1人が銃で撃たれ、病院に搬送されたが死亡した。警官14人が負傷した」と発表しています。警察側は、18日早朝、エネルギー省付近でも反政府勢力を排除し、100人以上を拘束しました。

 ロイター通信は、現地の目撃情報として催涙弾が使用されたと報じましたが、国家安全保障会議のパラドン事務局長は、「催涙弾を使用したのは治安当局ではなくデモ隊側だ」と主張しています。

 警察側は、数日前から反政府勢力の拠点を奪回する行動に出ていました。

 18日からは首相府をはじめ5カ所の反政府勢力拠点の奪還に着手。首相府付近の拠点排除の過程で、警察官を狙った爆発や銃撃が起きました。


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