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2014年2月18日(火)

大雪もたらす“南岸低気圧”

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 14日から15日にかけての関東甲信地方などの記録的な大雪は、“南岸低気圧”がもたらしました。日本列島の南海上を東から北東へ進む低気圧のことで、「西高東低」の冬型の気圧配置が緩んでくる2月から3月にかけて多く発生します。

 東シナ海や台湾付近、九州、四国、東海の太平洋側の沖合で発生、進むにつれて発達し、運んできた湿った空気が日本列島上空の寒気とぶつかって太平洋側に大雪をもたらすことがよくあります。

 雪になるか雨になるか、雪だとしたらどれぐらい降るかは、南岸低気圧の進路や発達のしかた、日本列島の上空の寒気の状況によって大きく変化するため、予報が難しいとされています。

 14日から15日にかけても、東京都心や千葉県など関東地方南部の東側では途中から雨に変わりましたが、関東地方北部や東京の多摩地方、山梨県などでは雪が降り続いたため、記録的な大雪となりました。

 南岸低気圧は、8日にも東京都心で45年ぶりの大雪をもたらすなど、関東地方を中心に大きな被害を与えました。その45年前の1969年には、南岸低気圧によって3月に東京などに2回の大雪を降らせたほか、4月の中旬にも東京に2センチの積雪をもたらしました。

 今週半ばにも南岸低気圧による雪の可能性があるとされ、警戒が必要です。


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