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2014年2月18日(火)

大雪 各地で集落孤立

車立ち往生も 高齢者、患者など深刻

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(写真)村の職員が重機を使って除雪しましたが、屋根のすぐ下まで雪がうずたかく積まれたところも17日、群馬県南牧村の砥沢地区(日本共産党浅川芳喜村議撮影)

 大雪の影響は4日目の17日になっても関東や東北を中心に続き、主要道路が通行止めになるなどして、各地で集落が孤立し、車が立ち往生しています。物流も滞り、食料品や燃料の不足に加え、通院できない患者など健康問題も深刻になっています。総務省消防庁によると、8県で19人が死亡。関東甲信では、雪が広範囲に及び、除雪作業は進んでいません。

 高齢化が進む群馬県南牧(なんもく)村(人口2303人)は、「孤立状態」が続いています。

 日本共産党の浅川芳喜(よしのぶ)同村議は、自身の住む地域の区長や民生委員らと連絡を取り合い、1人暮らしの高齢者の安否と食べ物などの不足状況を確認しました。「役場とはまだ連絡がつかず、村全体の状況はまだ確認できていない」といいます。

 同村のほぼ全域が一時、停電に。「電気がないと暖が取れない。また、高齢者は自宅の玄関先の除雪さえできないので、地域で何とか協力し合っている」と話しました。

 甲府市の甲府共立病院(民医連加盟)の透析室では、15日の土曜日に透析予定の外来患者39人のうち、来られたのは5人だけでした。透析は週に3回必要です。予定の日に受けられなくなった患者から不安を訴える電話が相次ぎました。

 病院では急きょ16日も透析を行うことを決め、一人一人の患者に連絡しました。病院や家族による送迎ができない3人には、透析室の職員が直接自宅に迎えにいきました。

 臨床工学技士の飯窪護さん(36)は、「スコップで雪かきしながらのお迎えで、10キロ以内の家でしたが2時間かかった」と話します。

 透析に必要な医療材料の不足も心配です。飯窪さんは「陸の孤島状態で、市内のメーカーの在庫も薄くなっています」と話します。

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