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2014年2月16日(日)

外相、有事に核持ち込み

民主党政権の答弁踏襲

衆院予算委

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 岸田文雄外相は14日の衆院予算委員会で、有事の際に米国から核兵器持ち込みの要請があった場合の対応について「(民主党の)岡田(克也)外相時代、そのときの政権の判断することだと答弁されている。現政権もこの答弁を引き継いでいる」と表明しました。「核兵器を作らず、持たず」と並ぶ非核三原則を構成する「核兵器を持ち込ませず」の基本原則をないがしろにし、核兵器の持ち込みを容認する考えを示したものです。岡田氏への答弁。

 岡田外相(当時)は2010年3月17日の衆院外務委員会で、将来の緊急事態に際し、核兵器の持ち込みが必要になれば、「それはそのときの政権が判断すべきことで、今、将来にわたってそういったことを縛るということはできない」と答弁。有事の際に米軍の核兵器持ち込みを容認する事態もありうるという姿勢を示していました。

 岡田氏の答弁を「引き継ぐ」とする岸田外相の表明は、「国是」としての非核三原則の位置づけを低め、緊急事態に米国からの要請があれば、核兵器の持ち込みを容認するという安倍政権の姿勢を表明したものです。


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