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2014年2月12日(水)

EU、キューバと交渉へ

関係強化に向け

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 【パリ=浅田信幸】欧州連合(EU)は10日、ブリュッセルで開いた外相会議で、キューバとの関係強化に向けた交渉の開始を決定しました。来年末までに「政治的対話と協力の合意」の締結を目指します。


 EUのアシュトン外交安全保障上級代表(外相)は会議後、「われわれは、人権に関する懸念を表明し続けるが、キューバの改革と近代化プロセスを支持したい」と語りました。

 目指す合意は、「経済通商関係の促進」も含まれるといいます。交渉は近くキューバの首都ハバナで開始される予定です。

 EUは2003年、キューバでの反体制派抑圧を理由に同国との協力関係を停止し、高官レベルの交流を停止するなどの制裁を科しました。08年には制裁が解除され、対話が復活したものの、キューバとの関係はEUに加盟する個々の国との間だけに限られていました。

 ラウル・カストロ政権が進める改革の下で、双方に関係改善への機運が高まり、今年1月にはオランダ外相が同国を訪問。「興味深い事態がキューバでは進行しており、EUにとって同国との関係を正常化するときだ」と勧告していました。

 今週中にも、ワシリウ欧州委員(教育・文化担当)がキューバを訪問。交渉開始決定とともに、高官レベルでの交流も再開することになりそうです。


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