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2014年2月5日(水)

アフガン大統領選始まる

対米安保など焦点

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 【ニューデリー=安川崇】アフガニスタン大統領選挙の選挙運動が2日、始まりました。2004年から同国を率いたカルザイ大統領の後任を選びます。同大統領が調印を遅らせている米国との安全保障協定の締結問題や、外国戦闘部隊の撤退後の治安維持について、議論が注目されます。


 投票は4月5日。11人が選管に立候補を認められました。

 有力とされるのは09年の前回選挙でカルザイ氏との決選投票に進んだアブドラ・アブドラ元外相や、世界銀行での勤務経験があるアシュラフ・ガニ元財務相ら。カルザイ氏は憲法の3選禁止規定のため、立候補できません。

 昨年12月に地元テレビ局が実施した世論調査ではガニ氏が支持率29%でトップ、アブドラ氏が25%で2位でした。他に上位につけたのは大統領の実兄カユム・カルザイ氏、対ソ連ゲリラの元指導者アブドゥル・ラスル・サイヤフ氏らです。

 今年末の戦闘部隊撤退後も米軍を駐留させる安保協定については、アブドラ氏が「治安維持のため不可欠だ」として調印に積極的な姿勢を打ち出しました。他の候補者も大部分が調印に賛成するとみられていますが、明確な態度表明はまだないといいます。

 選挙そのものの治安維持も焦点です。選挙開始前日の1日にはアブドラ氏陣営の運動員2人が武装した集団に射殺されました。反政府武装勢力タリバンは選挙の妨害を宣言しており、投票日まで厳重な警備が続くとみられます。


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