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2014年1月29日(水)

政策ピカいち 広がる支援

宇都宮候補 猛奮闘

都知事選の情勢 記者座談会

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 全国注視の東京都知事選(2月9日投票)は都政と国政のゆくえに大きな影響を与える選挙戦です。選挙情勢などについて担当記者で話し合いました。


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(写真)対話しながら支持を訴える宇都宮けんじ都知事候補=26日、東京・新宿区

くらし・福祉第一に転換

  今回の都知事選への都民の関心は高いようだ。街頭演説の集まりは良く、期日前投票も、前回、前々回を上回っている。

  各種メディアの世論調査では都民の関心・要求は、医療・福祉、防災、景気・雇用対策、原発問題などだ。この関心・要求にどの候補者がもっともこたえる公約や政策を示しているか。宇都宮けんじ候補がピカ一で、知事選を取材する他社の記者も「具体的だ」と評していた。

  宇都宮氏は、大型開発優先で福祉を大きく後退させた石原・猪瀬都政を都民の暮らし・福祉第一の都政に根本的に転換すると訴えるただ一人の候補者だ。宇都宮氏の政策は、多くの都民に支持される力を持っている。

  宇都宮氏を必ず都知事にしようと幅広い個人、団体、政党が力をあわせて選挙運動を展開している。「宇都宮健児氏の支援者の顔ぶれは、実に多士済々だ」(「産経」28日付)と報じる新聞もある。

  自民党はかつて除名した元厚生労働大臣の舛添要一氏を全面支援している。集票マシンの各種団体協議会が総決起大会を開き、党都連幹部との連名で業界団体に推薦依頼状を出すなど企業・団体締め付けの選挙戦を展開している。公明党も全力で支援している。

  元首相の細川護熙氏は民主・結い・生活3党が支援している。でも、街頭では小泉純一郎元首相頼みで人を集めている状態だ。

安倍暴走から都民守る

  各候補者の訴えの特徴はどうか?

  舛添氏は、演説では「世界一の福祉都市」などと言っているが、その中身は、福祉切り捨ての石原・猪瀬都政を継続する姿勢で、さらなる福祉分野の「規制緩和」を訴えている。

  舛添氏は厚生労働相だったことを強調しているが、そのときの実績はほとんど語れないでいる。それもそのはずで、生活保護母子加算の全廃や後期高齢者医療制度の実施を強行するなどし、国民に負担を押し付けてきた人物だからね。

  「規制緩和」路線を掲げるのは細川氏も一緒だ。「医療、介護、子育て、教育などの規制改革を強力に進めていきたい」と語っている。

  舛添氏は「東京を『国家戦略特区』にして、いろんな規制緩和をして景気を良くする」「会社がもうからなければ賃金は上がらない」と演説している。

  安倍政権の暴走政治にストップをかけると主張しているのも宇都宮氏だけだ。秘密保護法や集団的自衛権行使の容認など安倍政権による「戦争する国」づくりの動きを強く批判している。

  宇都宮氏の掲げる政策には、安倍政権の進める消費税大増税、雇用のルール破壊など国民そっちのけの政治に対決するとともに、都民を守る防波堤としての政策を具体的に掲げている。

  そうだ。高齢者の医療費無料化をめざすことや若者の使い捨てを許さない「ブラック企業規制条例」の制定、公立高校授業料無償化の継続など、経済的に困っている人たちへの直接的な支援も多く盛り込んでいる。石原都政が有料化したシルバーパスの無料化をめざすこと、たくさんの待機児・者がいる特別養護老人ホームや認可保育所の増設なども掲げている。

  「原発ゼロ」の立場も明快だ。日本共産党の市田忠義副委員長が池袋での演説で「宇都宮さんは、原発被災者支援にとりくみ原発反対運動に一貫して参加し、どこからも汚れたお金をもらったことのない清潔な人。原発ゼロの願いを託すのに最もふさわしい」と訴えたら、大きな拍手がわいたね。

若い女性 演説に「共感」

  宇都宮氏は演説でも政策を丁寧に説明し、対話集会では参加者の意見をよく聞きアイデアも取り入れようとしている。宇都宮氏が認可保育所の増設を訴えていたら、若い女性が「共感した」と握手を求めてきた。

  若者を使い捨てにするブラック企業の規制条例を掲げているのも宇都宮氏だけだ。一般メディアの世論調査で、20代〜30代で宇都宮氏への支持率が高いという結果もうなずける。

  投票日まで2週間を切ったが、勝負はこれからだ。宇都宮氏の政策をどう広く都民に知らせ、浸透させるかが勝負のかぎだ。

  宇都宮陣営では、職場でも地域でも学校でもインターネットでも、宇都宮氏の政策を訴え、対話・支持拡大を大きく飛躍させようと全力をあげている。


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