「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年1月27日(月)

安倍政権 世界の流れに逆行

“自共対決”の討論に 山下書記局長が発言

NHK番組

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 通常国会開会後初のNHK日曜討論が26日行われ、日本共産党の山下芳生書記局長と各党幹事長が通常国会や重要政策課題について議論しました。山下氏と石破茂自民党幹事長が正面から激突し、“自共対決”を象徴する内容となりました。(詳報)


 安倍晋三首相が施政方針演説で強調した経済の好循環をどう実現するか問われた石破氏は「賃金を上げるということが一番だ」と述べました。

 山下氏は「実際にやろうとしていることは消費税の大増税だ。暮らしはますます大変になるし、中小業者は廃業の心配をしている。これでどうして好循環実現と言えるのか」と批判。政府が秘密保護法を強行し、原発再稼働や解釈改憲などを狙っていることを指摘し、「安倍政権はアクセルを踏むばかりでブレーキがない暴走車となっている。国民と共同して安倍政権の暴走に正面から対決する」と表明しました。

 沖縄・米軍普天間基地の辺野古「移設」に反対する稲嶺進名護市長が圧勝したことが論点となり、石破氏は「結果を真摯(しんし)に踏まえた上で、丁寧に説明し、着実に移設を進めたい」と述べました。

 山下氏は、市長選直後に政府が新基地建設へ調査・設計の入札を公告したことを批判し、「真摯に踏まえるどころか、民意を踏みにじろうとするもので、民主主義国家では絶対に許すことはできない。普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去に踏み切るべきだ」と主張しました。

 首相が施政方針演説で集団的自衛権行使を可能とする憲法解釈変更に踏み込む姿勢を示したことについて山下氏は、集団的自衛権は大国の侵略と介入の口実に使われてきたもので日本の自衛とは無関係で、歴代政権も集団的自衛権の行使はできないとしてきた事実を指摘。「これを変えて『海外で戦争する国』に日本をしていいのか。世界は今、軍事力に頼るのでなく外交によって問題を解決するというのが大きな流れになっている。安倍内閣の言動はこの世界の流れに逆行するものだ」と批判しました。

 石破氏は「行使といっているわけではない、行使できるようにするということであって、厳格に判断する」と述べました。山下氏は「これまでは行使できないとしてきたから大転換だ。絶対に認められない」と語りました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって