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2014年1月18日(土)

中央委員会が推薦する中央役員候補者名簿の提案にあたって

幹部会副委員長 浜野 忠夫

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 日本共産党第26回大会3日目の17日、浜野忠夫副委員長が報告した「中央委員会が推薦する中央役員候補者名簿の提案にあたって」は、次のとおりです。

 中央委員会が党規約第13条にもとづいて推薦する、次期中央委員会の名簿の提案について報告します。

 中央委員会が推薦する中央役員は、中央委員153人、准中央委員45人、計198人であります。皆さんに配布されている中央役員候補者名簿の通りであります。

 この中央役員候補者名簿は、先に承認された「第26回党大会における中央委員会の選出基準と構成について」にしめされている選出基準にかない、第26回党大会決定の実践に責任と気概をもってあたる同志たちによって構成することを考え、作成したものです。

 そのいくつかの特徴、作成にあたって留意したことについて説明します。

 第一に、激動する内外情勢に対応して、中央委員会の正確・機敏・安定した指導性の発揮を保障し、蓄積された理論、政治的・政策的水準を継承・発展させ、第26回党大会決定を遂行できる中央委員会を構成することをなによりも重視しました。

 第二に、中央・地方で指導的役割を果たしている、活力ある新しい幹部、若い将来性のある幹部の抜てきに努力するとともに、党の現状に即して、一定の年齢に達している同志であっても、中央・地方の任務上必要と判断し、かつ健康・家庭などの条件の許す同志については、その蓄積された知恵と経験を中央委員会の活動に生かすため、ひきつづき推薦名簿に加えるようにしました。同じ立場から、中央役員の退任を申し出られた同志でも慰留し、辞意を撤回してもらい名簿に加えた同志もおられます。

 第三に、今回もかなりの県委員会で、健康・年齢・家庭などの事情で県委員長が交代されます。また、中央の任務に就くため交代される同志もおられます。これらの県委員会については、その県のなかで現に指導的役割を果たしている同志のなかから、次期の地方党機関の指導部の構成を考えて、それにふさわしい同志を、地方党機関の財政状況も考慮し、中央委員に推薦しています。そして今回も全都道府県委員会に中央委員を配置する案になっています。

 第四に、党勢や地方党機関の体制、財政問題など党の現状を考慮し、中央役員数は第25回党大会選出数を超えないように努力しました。同時に、地方党組織で活動する同志の抜てきに重きを置き、党本部の各専門部で活動する同志の推薦は最小限にとどめました。その結果中央委員は153人で、前党大会より10人少なくなっています。准中央委員については、前党大会で、党の将来を担う幹部養成の立場から確認された「准中央委員」についての考え方を継承し、可能な範囲で、新しい幹部、若い幹部を抜てきし、新たに21人を推薦しています。准中央委員は合計45人となり、前党大会よりも10人多くなっています。中央委員と准中央委員を合わせた、中央役員の総数は198人で、前党大会と同数です。

 第五に、中央役員総数を増やさない努力のなかでも、地方党組織で活動する同志の抜てきを重視した結果、新しく中央委員に推薦している20人のうち18人、また新しく准中央委員に推薦している21人のうち13人が、地方党組織で活動している同志からの抜てきとなっています。

 第六に、前党大会で准中央委員に選出され、今回も准中央委員に推薦されている同志が24人いますが、4年間の活動実績からみて、本来なら中央委員に推薦できる同志も少なくありません。また党本部の各専門部で活動する同志のなかにも中央役員に推薦したいと思う同志もおられます。しかし、中央役員総数を前党大会よりも増やさないという立場から、ごく限られた同志の推薦にとどめることにしたため、今回推薦に至らなかったという事情があります。

 第七に、前党大会では、党のなかで、女性党員の果たしている役割にふさわしく、中央役員の女性役員比率を高めるために、都道府県議会など地方政治の分野で活動している同志や中央や地方で活動する女性幹部の多くを中央役員に抜てきし、比率を20・2%に高めました。今回もこの比率を維持する努力をおこない、198人の中央役員のうち、女性の中央役員は42人で、前党大会より2人増え、比率も21・2%となり、女性の中央役員は人数も比率も過去最高となっています。

 また中央役員候補者の年代構成では、20歳代が1人、30歳代が12人、40歳代が32人となるなど、60歳未満の同志が過半数になっており、若い世代をふくむ構成となっています。

 大会決議や大会報告でも「党の世代的継承を、綱領実現の成否にかかわる戦略的課題」として提起しました。党指導部の構成についても、ひきつづき新しい若い幹部、女性幹部の養成、抜てきにいっそう努力し、世代的継承をはかっていくことが求められています。

 第八に、選考にあたっては、能力を重視するとともに、党規約第5条の「党員の権利と義務」の第1項で「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」と規定していることを重くとらえ、品性を重視しました。

 第九に、中央委員会の構成の検討にあたっては、中央役員とその部署は、共通の事業に携わるもののあいだでの、党規約で定められた任務の分担、機能の分担であって、身分的序列ではないという、わが党の一貫した立場を貫いています。

 第十に、今回、退任される中央委員は30人です。健康、家庭、年齢などの事情で、自ら退任を申し出られた同志たちです。中央役員から退かれてもこれまで蓄積された知恵と経験を生かし、条件の許す限り、党機関の要請にこたえて、適切な任務につき、ひきつづき党に貢献していただけるようにしたいと思います。

 現在の准中央委員のなかで6人の同志が今回推薦されていません。辞退を希望された同志とともに、第25回党大会での「こだわりなく交代する」という幹部政策にもとづくものです。これらの同志たちは、党の将来をになう幹部の一員であることに変わりはありません。ひきつづき、それぞれの部署で活動されることを期待するものです。

 以上が、中央委員会が推薦する次期中央委員会を構成する中央役員名簿についての説明です。名簿をよく検討ください。

 つぎに、党規約第28条にもとづき、中央委員会が党大会に報告し承認をもとめる名誉役員の名簿について報告します。

 第22回党大会で名誉役員制度の実施要領として「20年以上の中央役員歴をもつ同志のなかから推薦する」ことを決めています。今回1人から辞退の申し出がありましたので、新しく12人の同志を推薦しています。

 第25回党大会で名誉役員として承認いただいた53人のなかで、6人の同志が亡くなりました。また4人の同志から名誉役員辞退の申し出がありました。したがって、43人の同志を前党大会にひきつづき推薦しています。

 あわせて55人の同志を名誉役員として、党大会の承認を受けたいと思います。

 以上で中央委員会が推薦する次期中央委員会を構成する中央役員候補者名簿と名誉役員の名簿についての報告を終わります。


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