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2013年12月31日(火)

きょうの潮流

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 ひとが散り、ひとが寄り合う年末年始。ふるさとで、親は子や孫の成長を、子は親の健康な姿を喜ぶ。そんな光景が列島のすみずみまで。時代は流れても、変わらない日本の風景です▼しかし、いまだに根を張った地を追われたまま、新年を迎える人たちがいます。27万をこえる東日本大震災の避難者。原発事故も重なった福島では、いまも立ち入りさえ制限されている町があります▼二本松市内に点在する浪江町の仮設住宅のひとつ、平石小学校跡地。約50世帯、100人をこす被災者が、せまく不自由な場所で3度目の冬を越します。自治会長の天野淑子さんは「誰も来ないし、泊める所もない。ここでは、正月気分にもなれない」▼暮れも押し詰まった一日。日本共産党の馬場いさお浪江町議と、仮設でくらす浪江支部の党員たちが平石の避難所を訪ねました。事故の収束と原発即時ゼロを政府にもとめる署名とともに、「しんぶん赤旗」の購読を全戸に勧めていきます▼「変わりはないですか」。馬場町議らの呼びかけに、体調や子どものことなど、悩みや要望が次々と。「こうやって熱心に話を聞いてくれるのは馬場さんたちだけ」。自治会長の言葉に共産党への信頼と期待がこめられます▼冷たい風が肌をさすなか、50人ちかい署名を集め、3人の方が日曜版の読者になってくれました。声をかけて回った柴田明範、明美さん夫婦は震災後に入党。苦しいときに寄り添ってくれた党の一員として、今度は「みんなの力で薄情な政治を変えたい」。


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