2013年12月24日(火)
安倍政権暴走にくさびを
沖縄・名護市長選 稲嶺市長再選へ懇談会次々
|
沖縄県名護市長選(1月12日告示、19日投票)で再選をめざす稲嶺ススム市長の後援会は、地域での懇談会や事務所開きを次々と行っています。保守・革新の立場を超えた幅広い住民が参加し、政府による基地押し付けを許さない発言が相次いでいます。
22日に屋我地(やがじ)島の公民館で開かれた地域懇談会には住民40人が参加。基地推進の前市長と親しかった男性が稲嶺市長への期待をのべ、懇談会を呼びかけた男性が「日本政府の圧力がいやになった。稲嶺さんにどうしても勝ってもらいたい」と語りました。
小濱守男市議(無所属)は「稲嶺市政になって景気が悪くなった」などのデマ攻撃に反論。渡具知(とぐち)武明後援会長が自らの戦争体験も交えて訴えると、沖縄戦を体験したお年寄りがすすり泣く姿もありました。
21日に行われた屋部(やぶ)地域の支部事務所開きでも、かつては自民党会派に属していた比嘉祐一市議会議長が「仲井真知事は、普天間基地の無条件の返還をもとめるべきだ」とのべ、参加者が「沖縄の基地は銃剣とブルドーザーでつくられてきた。新たな基地をつくらせないのは私たちの責任」など語り合いました。
稲嶺市長は「市長選の勝利で安倍内閣の暴走にくさびを打つことができる。秘密保護法、集団的自衛権、TPP(環太平洋連携協定)とすべてアメリカの要求だ。これで主権国家なのか」と批判。新基地計画に軍港機能が含まれていることにふれ、「巨大な要塞(ようさい)ができる。有事のとき沖縄が真っ先に攻撃されるということだ」と指摘し、子・孫に基地という「負の遺産」を残さず、「がんばったんだね」といわれるような結果をだそうと訴えています。