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2013年12月17日(火)

きょうの潮流

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 来年2月にロシアのソチで開かれる22回目の冬季オリンピック。カーリング女子日本代表が5大会連続の五輪出場を決めるなど、4年に1度の大舞台をめざす争いが激しさを増しています▼歓喜の涙もあれば、悔し涙に暮れることも。選手たちの喜怒哀楽をのみ込みながら、人間賛歌を発信しつづけるオリンピック。スポーツを通して平和な世界を築いていくという志とともに、その感動は人びとを魅了してやみません▼「人類の祭典」の開催が決まった東京はいま、猪瀬知事の裏献金疑惑に大揺れです。五輪を汚す、と先日書いたところ、同僚がオリンピック憲章のなかにある「根本原則」を示してくれました▼少々、お堅い文章ですが、最初の部分を紹介すると―。「オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見いだされる喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である」▼原則の精神は五輪にかかわるすべての人の指針です。当然、招致の先頭に立った猪瀬知事も、それを守り発揮することが求められています。しかし都議会での答弁を聞いても、つじつまの合わない偽りを重ねるだけで、責任や倫理などどこ吹く風です▼世界が注視するなかで、のらりくらりが、いつまでも通用すると思っているのか。なにかと五輪が話題になる時期。知事として、政治に携わる者としての資格はもちろん、人間の理想を追い求める運動にも、これ以上かかわってほしくはありません。


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