2013年12月12日(木)
生活交通の確保こそ
辰巳議員 海峡道路計画を批判
参院国土交通委
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辰巳孝太郎議員は11月26日、参院国土交通委員会で交通政策基本法案の質問に立ち、地域公共交通を維持確保するための予算増額を求めました。
辰巳氏は、大阪市が赤バス(コミュニティバス)を廃止し、その後、区ごとに運行している代替バス・乗合タクシーも1年で廃止されることを指摘し、生活交通を確保向上するという法案の趣旨に反すると批判しました。
辰巳氏は、2008年に国交省が調査を中止した海峡横断プロジェクトを復活させる動きを告発。1府9県が参加する「関空・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会」が今年9月に設立され、和歌山と淡路島を海峡道路で結び、四国に新幹線を通し、さらに四国と九州を結ぶ道路の建設を目指していると指摘し、「改めて調査費を計上するのか」と迫りました。
土井亨政務官は、「現時点で調査の再開は検討していない。地元の検討状況を見守りたい」と答弁。辰巳氏は既存インフラの老朽化対策こそ必要と主張しました。