2013年11月29日(金)
辺野古移設容認
公約を裏切らせた自民党本部の責任は重い
志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は28日の記者会見で、自民党沖縄県連が米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への「移設」を容認する方針を決めたことについて見解を問われ、「公約を裏切り、県民を裏切る許しがたいものです。同時に、公約を裏切らせた自民党本部の責任はさらに重い。強圧的なやり方で裏切りを迫った、その責任は非常に重い」と指摘しました。
志位氏は「政府が県に求めている公有水面の埋め立てを力ずくで知事に認めさせ、県民の分断をはかる動きを許さないたたかいが大事だ」と強調しました。埋め立てを認めないとした稲嶺ススム名護市長の意見書や同市議会が市長意見を可決したことにもふれながら、「地元自治体の意見は非常に重い。意思を重く受け止めて、絶対に拒否するよう知事に求めたい」と語りました。
そのうえで、「この間、『県内移設反対』のオール沖縄の声が、県民大会などの決議で何度も確認されてきました。そのなかから自民党が脱落したということであって、県民の辺野古『移設』反対という総意は変わらない。たたかいを今こそ発展させるときです」と提起しました。
また、“移設しないと普天間基地が固定化する”という政府・自民党の脅しについても、「『危険な基地はのけてくれ』『撤去先はアメリカが決めることだ』という腹をくくった対応が大事です」と述べ、無条件撤去を求めていく重要性を語りました。