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2013年11月28日(木)

きょうの潮流

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 「廃案にするまで、たたかい続ける」。秘密保護法案が衆院で強行された夜、国会の周りにつめかけた大勢の市民は、遅くまで抗議の声をあげて、怒りの闘志を燃やしました▼世論に押されるように、暴挙にでた自民、公明の与党と、みんなの党にも動揺が走っています。本会議では自民の元閣僚が「問題がいっぱいある」と退席。みんなも前の幹事長が退席し、2人が反対。手を携えてきた維新の会は棄権しました▼都内の緊急宣伝では、創価学会員だという女性が「私は反対です」と抗議の署名。知る権利という民主主義社会の基本をうばう悪法に、思想信条をこえた反対の輪は日増しにひろがっています▼日本ペンクラブの浅田次郎会長は「言論統制の第一歩。民意に反して強硬に進めるのは、未来にたいする反逆」と批判。元朝日新聞記者の早野透さんは「政治責任を問われるべきものを闇に葬る無責任国家」になってしまうと▼戦争への道の再来を危ぶむ声も。共産党の本部には「あの戦争は、国が国民にウソをついて始めたものだと、母が口ぐせのようにいっていた。いまといっしょだ」。海外のメディアも「ジャーナリストは日本が軍国主義の過去に戻ろうとしているとの危惧を表明」と伝えました▼国会の舞台は参院へ。法案の危険さを、より多くの国民に知らせる時間はまだあります。反対する政党と世論ががっちりと手を結び、大きな輪で悪法を包み込む。時代に逆行する安倍政権を許さず、自分たちの権利を守るたたかいです。


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