2013年11月26日(火)
モノレール「景色壊す」
奈良・若草山 宮本議員が視察
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古都・奈良を象徴する歴史的文化的景観の一つである若草山に奈良県がモノレール設置を検討している問題で、宮本岳志衆院議員が24日、現地を視察しました。山村幸穂奈良県議らが同行しました。
紅葉が美しく映え、観光客でにぎわう奈良公園。一行は、モノレール設置が検討されている若草山のふもとから1重目の頂上まで、登山道を歩いて登りました。県計画のモノレールルート案は、世界文化遺産で特別天然記念物の春日山原始林に隣接する、若草山の登山道に沿って、長さ550メートル、幅約5メートルの鉄軌道を設置します。高齢者らの移動支援と奈良公園への観光客の誘客増加を目的とするとしています。
宮本氏は、登山道でルート案として示されている場所を確認し、登山者に声をかけて意見を聞きました。
女性の登山者たちは「お年寄りにこの素晴らしい景色をみせてあげたいけれど、自然や景色を壊してまでつくらなければならないものなのか疑問です」「こんなところには、つくらないでほしい」と話していました。
日本共産党奈良県議団と同奈良市議団は29日、宮本議員とともに、この問題で文化庁の説明を受けることにしています。