2013年11月16日(土)
原発ゼロ決断して
首相官邸前で抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)は15日、首相官邸前抗議行動を行いました。国内の全原発が停止している現状でも電力は足りています。福島第1原発の放射能汚染水が流出し続けているのに、原発の再稼働・輸出にひた走る安倍晋三首相。1800人(主催者発表)の参加者は「原発いらない」「再稼働反対」と訴えました。
首相官邸前では、反原連のミサオ・レッドウルフさんが「安倍首相。小泉さん(元首相)の原発ゼロ宣言には、全国の運動と、8割以上が原発いらないという世論の土台がある。真摯(しんし)に受け止め、首相として英断を下しなさい」と訴えました。
東京都新宿区の男性(40)は「福島第1原発では今日も新たな漏えいが見つかって、状況は日々、首相のいうブロックとは反対の方向に進んでいます。原発を動かしていい理由は何もありません」といいます。
笠井、宮本、田村、吉良氏がスピーチ
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日本共産党の笠井亮、宮本岳志の両衆院議員と田村智子、吉良よし子の両参院議員は15日、原発に反対する首相官邸前抗議行動に参加し、国会前でスピーチしました。
吉良氏は「汚染水の問題は深刻化している。『原発なくせ』と声で大きく政治を動かしてきた。『原発いらない』の声を上げ続けていこう」と訴えました。
田村氏は「汚染水漏れのなかで、現場作業の労働者が被ばくしている。もうコスト優先の東電に任せては置けない。国が前面に立って事故に対応すべきだ」と語りました。
宮本氏は「『もんじゅ』を視察したが、核燃料サイクルは破たんした。『もんじゅ』もとめ、原発もゼロにしよう」と述べました。
笠井氏は「安倍首相は、トルコへ原発を輸出する協定を通そうとしている。原発輸出ではなく、事故への対応にこそ全力を尽くすべきだ」と話しました。