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2013年11月7日(木)

秋田書店の態度許されぬ

懸賞水増し告発で不当解雇

参院委で大門議員

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(写真)質問する大門実紀史議員=6日、参院消費者問題特別委

 「読者をあざむき、不正をただそうとした女性を踏みつぶそうとする秋田書店の態度は社会的に許されない」

 日本共産党の大門実紀史参院議員は6日の消費者特別委員会で、大手出版社の秋田書店が雑誌の読者プレゼントの当選者数を水増しした上、是正を求めた担当者の社員に罪をかぶせて解雇した問題を取り上げました。

 秋田書店は2011年から12年にかけて、漫画雑誌の読者プレゼントの景品数を水増しして発表。その上、不正を訴えた担当の女性社員を暴言、パワーハラスメントで精神疾患による休職に追い込み、「景品を横領した」と罪をなすりつけて懲戒解雇しました。消費者庁は女性の内部告発にもとづき8月、景品表示法違反で同社を処分。女性は9月、解雇撤回などを同社に求めて東京地裁に提訴しています。

 大門氏は、女性の休職後も不正が続いた事実をあげ、「会社ぐるみは明らか。子どもに正義を説く漫画を販売する出版社が犯罪隠しをし、自分を守るために一人の女性をたたきつぶそうとしている」と批判。「女性が横領犯なら消費者庁は犯罪者の言うことにもとづいて処分したことになる。秋田書店の姿勢は消費者庁を愚ろうするものだ」とのべました。

 森まさこ消費者相は「大門議員の問題意識は重々承知している」と答えました。

 大門氏は、「引き続き秋田書店に対する監視を続けてもらいたい。秋田書店が非を認めるまで国会で追及していく」とのべました。


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