2013年10月27日(日)
日航裁判 勝利ぜひ
原告ら 不当解雇撤回求め集会
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日本航空にパイロットと客室乗務員の解雇撤回を求め裁判をたたかう原告団と国民支援共闘会議は25日夜、東京高裁での勝利判決と早期解決をめざす大集会を東京都内で開き、会場いっぱいの1800人が参加しました。
裁判は、証人尋問を終え、12月24日に客室乗務員で、同26日にパイロットで、結審する見込みです。
上条貞夫弁護団長は「しばしば十分な審理が行われない高裁だが、裁判支援の署名が集まり、証人尋問を実現した」と、支援の力が裁判闘争を前進させたことを強調。証人尋問で、東京地裁が解雇を容認した数字の根拠が突き崩され、労働組合敵視の解雇だったことが明らかとなり、「会社側は、いっさい反論できなかった」と語りました。
宇都宮健児弁護士(日弁連前会長)、醍醐聰東京大学名誉教授、日航が加入する航空グループ「ワンワールド」各社のパイロットたちが応援のあいさつ。
山口宏弥パイロット団長は「いまでもフライトにいく夢を見て起きることがある」とのべ、内田妙子客室乗務員団長は「集会に義母がきてくれました。原告にも家族がいるんです」と原告団の思いを語りました。両氏は、安倍晋三政権が狙う「解雇自由」を先取りした日航の解雇を何としても食い止めると決意を表明しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長、辰巳孝太郎、吉良よし子両参院議員があいさつしました。