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2013年10月25日(金)

旧社保庁8人の解雇取り消し

人事院が判定

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(写真)すべての分限免職の撤回を求めて行動する綾さん(右端)、北久保さん(右から2人目)ら組合員=24日、厚生労働省前

 社会保険庁解体・民営化で職員525人が分限免職(解雇)された問題で、人事院は24日、不服申し立てをしていた元職員24人に対して4回目の判定を出し、8人の解雇を取り消しました。これで申立人71人のうち70人の判定が出され、34%にあたる24人の解雇が取り消されました。

 全厚生労働組合(全厚生)組合員では、17人の判定が出され、京都府の北久保和夫さん(旧京都南事務所)、中本邦彦さん(旧上京事務所)、香川県の綾信貴さん(旧香川局)、京都府の女性の4人を取り消し。不当にも13人の解雇を承認しました。これで全厚生組合員39人全員に判定が出され、10人の解雇が取り消されました。

 北久保さんは、解雇の原因とされた懲戒処分が11年9月に人事院によって取り消されていました。判定は、懲戒処分で機構職員となるべき者と選定されなかったとし、解雇は妥当性に欠くと認定。

 綾さんは、「抑うつ状態」で病気休職中に厚労省への転任面接を受けて、低評価を受けたことが解雇の原因になりました。厚労省は12年11月、「抑うつ状態」を公務災害と認定。判定は、公務災害を前提としないまま、健康問題による低評価で解雇されたことは、妥当性を欠くとしました。

 国公労連社保庁不当解雇撤回闘争本部は同日、厚労省前で要求行動をしました。


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