2013年10月16日(水)
今度こそ、じん肺救済法を
全国キャラバン集結集会
|
じん肺・アスベスト被害を根絶しよう―。今年24回目を迎えた「なくせじん肺全国キャラバン」(同実行委員会)集結集会が15日、衆院第1議員会館で開かれました。
キャラバンは全国労働衛生週間に合わせて1〜16日まで全国8ブロックに分かれ、各県の労働局などに、じん肺根絶を訴えるもの。
会場いっぱいの300人が参加し、熱気にあふれました。伊藤潤一・東京地方労働組合評議会議長は「じん肺・アスベスト被害の責任が国にあることは明らかだ。今度こそ、じん肺救済法をつくろう」とあいさつ。各ブロック担当者は「被災地でのがれき、建物撤去でのアスベスト粉じんなどの暴露防止などを要請」(東北)、「全市町村を回り、粉じん測定などを強く訴えた」(四国)、「ダンダリン(監督官が主人公のテレビドラマ)のように頑張れ、と労基署を激励している」(九州)などと報告しました。
大阪泉南アスベスト国賠訴訟、首都圏建設アスベスト訴訟、全国トンネルじん肺根絶訴訟の各原告が決意表明しました。
日本共産党、自民党、民主党、みんなの党、日本維新の会の各党国会議員があいさつ。高橋ちづ子衆院議員、紙智子参院議員、仁比聡平参院議員が「じん肺トンネル基金を今国会で必ず実らせよう」と連帯あいさつをしました。