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2013年10月13日(日)

民主化運動の継承を

松川事件無罪50年 集会開く

福島大会場で

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(写真)元被告4氏(壇上)のあいさつを聞く全国集会参加者=12日、福島市・福島大学内

 福島市の東北本線金谷川―松川駅間で1949年に起きた列車転覆事件が、戦後最大の謀略事件とされる松川事件です。この事件の被告全員の無罪確定50周年を記念した全国集会が12日、同市の福島大学で開かれました。

 当時、「被告全員の無罪を」とたたかった人など全国各地から約800人が参加し、メーン会場のほか第2、第3会場が設けられました。

 同集会実行委員会の安田純治委員長があいさつ。会場となった松川事件と無罪を求める運動の資料が収蔵・展示されている「松川資料室」がある福島大学の小沢喜仁副学長が、入戸野(にっとの)修学長の代理としてあいさつしました。

 松川裁判に加わった鶴見祐策弁護士が「権力犯罪の実態と松川勝利の要因」と題して記念講演しました。

 鶴見氏は事件の背景や松川のたたかい、「権力犯罪」などにふれつつ、「松川運動が裁判の民主化、日本の民主主義を確実に動かし、前進させてきた。その成果と教訓をふまえながら、継承し発展させる課題が、いま私たちに残されている」とのべました。

 元被告の阿部市次、本田昇、赤間勝美、岡田十良松の4氏が家族とともに登壇し、あいさつしました。阿部氏は「90歳になりました。高齢になり、直接の生き証人の活動はできなくなると思うが、そうなるとますます『松川資料室』が大事になる。それと事故の現地で話を聞いてほしい」と呼びかけました。

 日本共産党の元衆院議員で、『謀略―再び歴史の舞台に登場する松川事件』の著者である松本善明氏があいさつしました。

 東京電力福島第1原発事故のため、全町避難する福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長のメッセージが紹介され、同町の日本共産党町議の馬場績(いさお)氏が現状と課題を報告しました。


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