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2013年9月23日(月)

薄被告に無期懲役

地裁判決 収賄・横領など認定

中国

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 【北京=小林拓也】収賄、横領、職権乱用の罪に問われた中国の薄熙来(はくきらい)元重慶市共産党委員会書記(元政治局員、64)に対する判決公判が22日、山東省済南市中級人民法院(地裁)で開かれ、法院は薄被告に対し無期懲役の判決を言い渡しました。

 判決は、薄氏の収賄、横領、職権乱用の罪を認め、公判での薄氏と弁護人の弁明や意見について「事実としての根拠がなく、成立しない」と退けました。そのうえで、薄氏の罪は「国家と人民の利益に重大な損失を与えた。情状酌量の余地はない」とし、薄氏に無期懲役、政治的権利の終身剥奪、すべての個人財産の没収という重い判決を言い渡しました。

 中国のある政治学者は「判決は重いが、妥当だ」とし、「薄氏の罪自体が重大であり、公判で罪を否認したことで重い判決になった。また党指導部としては、保守派などに支持者が多い薄氏の政治生命を断つ必要があった」と語りました。

 中国の裁判は二審制で、判決に不服がある場合、被告は高級人民法院(高裁)に上訴することができます。薄氏は上訴するとみられています。


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