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2013年9月19日(木)

きょうの潮流

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 知人の20代の息子が先日、働き先を変えました。今回で3度目の転職です。仕事の中身がきつく、労働時間も長くなるそうですが、正社員で雇ってもらえるということで決めたといいます▼派遣やアルバイトなど非正規で働く若者の6割がいま、学生時代に戻れるならば「就職活動をやり直したい」と考えていることがわかりました。今後の働き方についても、正社員を希望する人が半数以上を占めています▼今の職場への不満をみると、給与や福利厚生、教育や能力開発の機会をあげる人が多い。それが、就活のやり直しや正社員を望む声につながっています。調べた日本経営協会は、若年時の非正規増加は日本経済の成長力も損なうと懸念します▼働きがいをもてず、夢や希望も抱けない。若者だけではないでしょう。厚労省による派遣労働者の実態調査をみても、時給1000円未満の事業所が2割にのぼり、仕事がなくなるなど、多くの労働者が先行きの見えないなかで苦しんでいます▼若者をはじめ、誇りをもって働くことができない日本の異常さ。そこにメスを入れ、改善することが本来の政治の役目のはず。ところが、安倍政権は逆です。非正規や派遣労働者をさらに増やし、ブラック企業化をひろげようとしています▼長時間労働や低賃金、いじめやパワハラ。いまでさえ、人間の尊厳をうばい、使い捨てるブラック企業のひどさが社会問題になっているのに。より良い労働環境をつくることは、生きる希望をもとめるたたかいです。


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