2013年9月16日(月)
米ロ合意
国際世論が動かしつつある
NHK番組 山下書記局長代行語る
日本共産党の山下芳生書記局長代行・参院議員は15日のNHK「日曜討論」で、シリアの化学兵器を外交的な手段で廃棄させる枠組みを米ロで合意したことについて「歓迎する」と表明しました。
山下氏はシリア問題での日本共産党の対応について、「化学兵器の使用はだれであれ人道上、国際法上許されない残虐行為だが、国連安保理の決議もないまま一方的に攻撃を強行することは明白な国連憲章違反であり、強く反対する態度を表明してきた」と述べました。
その上で「ロシアの提案は問題の政治的解決を示したものとして私たちも歓迎し支持しているので、シリア政府も積極的に合意して誠実に実行することを求めたい」と述べました。
さらに山下氏は「国際世論が今回、大きな力を発揮した」と強調。「イギリスもフランスもアメリカの軍事介入の動きに同調しようとしましたが、国内の世論で反対が大きく上回った。イラク戦争以来、紛争の軍事介入による解決はできないのだと国際世論が大きく動かしつつある」と語りました。