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2013年9月14日(土)

化学兵器禁止条約加盟へ

シリア申請 国連総長が「歓迎」

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 【ワシントン=島田峰隆、パリ=浅田信幸】国連の報道官は12日の記者会見で、シリア政府から化学兵器禁止条約に加盟するための文書を受け取ったことを明らかにしました。現在、検討中だといい、問題がなければ「数日内」に条約に加わる見通しを示しました。

 潘基文(パンギムン)国連事務総長は同日、報道官を通じて声明を発表し「化学兵器禁止条約へ世界中の国が加わることを求めてきたものとしてシリアの申請を歓迎する」と表明しました。

 同報道官によると、シリア政府は、条約加盟を待たずに条約の義務を順守すると表明しています。

 一方で、シリアのアサド大統領は同日、ロシア国営テレビのインタビューで、今回の動きを「何よりもまず米国に対シリア脅迫政策をやめさせることを目指す、(一方的でなく)双務的なプロセスだ」と強調しました。

 さらに、化学兵器を国際管理下に置くとするロシア提案の実行については、米国が軍事脅迫や反体制派への武器供与をやめることを要求。「そうすれば、われわれはプロセスを最後まで進められるし、シリアにとっても受け入れられる」と述べました。


 化学兵器禁止条約 化学兵器の生産や使用を全面的に禁止した国際条約で、1997年発効。加盟国に既存の化学兵器の廃棄や化学兵器生産施設の閉鎖を義務付け、化学兵器禁止機関が実施に当たります。193の国連加盟国中、シリア、北朝鮮、イスラエル、ミャンマー、エジプト、南スーダン、アンゴラの7カ国が未署名または未批准です。


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