2013年9月6日(金)
シリア軍事攻撃を承認
米上院外交委 最長で90日間に
【ワシントン=島田峰隆】米上院外交委員会は4日、オバマ大統領に対シリア軍事攻撃を認める決議案を賛成10、反対7、棄権1の賛成多数で可決しました。決議案は9日以降に本会議で採決にかけられます。
可決した決議案によると、大統領は60日間の軍事行動が認められます。議会が認めた場合には30日間延長できるとし、期間を最長で90日間としました。地上部隊は投入しないことも明記しました。
また大統領に対し、軍事行動を開始した場合には進展状況や費用などについて議会に報告することを求めています。
3日に開かれた同委員会の公聴会では多くの議員が、対シリア軍事攻撃がアフガニスタンやイラクでの戦争のように長期化する危険があるとして懸念を表明していました。