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2013年8月18日(日)

きょうの潮流

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 この時期、高校野球にプロ野球、そして大リーグと、列島は野球熱にわきます。マスメディアの影響もありますが、改めて日本人の野球好きを思います▼野球では投手の好・不調がチームの勝敗を大きく左右します。つねに、安定して力を発揮してくれる投手ほど望ましい。その意味では、いま、プロ野球楽天のマー君こと、田中将(まさ)大(ひろ)投手ほど頼りになる存在はいないでしょう▼なにしろ昨年8月から負け知らずの21連勝。鉄腕稲尾らの連勝記録を約半世紀ぶりにぬりかえ、今季開幕からの連勝記録も更新中です。これまでの力投型から変貌。高ぶりを抑え、球威で押すだけでなく、打たせて取る投球術に磨きをかけました▼野球によらず、何事も肩肘張ってばかりいては、いい結果につながらないというもの。内外で活躍する最近の若者に共通するのが、物おじせず、自然体でのぞむ姿。何かを背負うわけでもなく、自分の可能性を信じて無心に挑戦する姿勢には共感がもてます▼マー君も新記録の達成に「気負いはなかった。みんなの力です」と淡々と振り返りました。球団創設9年目にしてチームも首位を快走。東北のファンを喜ばせています▼あの大震災から3度目の夏。楽天の躍進をはじめ、今年は連続テレビ小説「あまちゃん」のヒットなど、東北に明るい話題が届いています。開幕前、「震災を風化させてはいけない。チーム一丸となってたたかう」と誓っていたマー君。被災地に思いをよせながら、初優勝の夢をのせて投げ続けます。


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