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2013年8月17日(土)

米大統領、強制排除を非難

合同演習を中止、追加措置も

エジプト

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 【ワシントン=島田峰隆】オバマ米大統領は15日、休暇先の東部マサチューセッツ州で声明を読み上げ、エジプトの暫定政権がデモ隊を強制排除し多数の死者が出ていることを非難し、9月に実施予定の米軍とエジプト軍の合同軍事演習を中止すると発表しました。


 オバマ氏は「暫定政権と治安部隊がとった措置を強く非難する」と述べ、平和的に抗議する権利など普遍的な人権を守るよう求めました。非常事態宣言の解除も呼び掛けました。

 流血の事態を受けて「エジプトとの伝統的な協力関係を通常通り保つことはできない」と強調し、合同軍事演習の中止を同日朝にエジプト政府に通知したことを明らかにしました。

 また「さらに必要な措置をとるかどうか判断するよう指示した」と語り、年間約15億ドル(約1500億円)に上る対エジプト支援の停止に踏み切る可能性も示唆しました。

 オバマ政権はこれまでのところ、7月にエジプト軍がモルシ前大統領を排除した事件を「クーデター」と呼ばず、支援を続ける立場をとっています。


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