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2013年8月7日(水)

きょうの潮流

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 「またか」「こんなことが、いつまでつづくのか」。いわくつきのオスプレイが増加され、怒りにわいている沖縄で、またもや米軍ヘリが墜落しました▼現場は沖縄の真ん中にどっかりと居座るキャンプ・ハンセン。米海兵隊の軍事訓練基地です。那覇と名護をむすぶ沖縄自動車道が脇を走り、住宅地からわずか2キロの地点で黒煙が上がりました。もし、街中に落ちていたら…▼9年前の事故を思い起こした人も多いはずです。普天間基地の横にある沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落。学生らは奇跡的に無事だったものの、校舎や木々は黒く焼けただれました。県民の命がつねに脅かされている沖縄の現状を生々しくあぶりだした事故でした▼今回をふくめ、沖縄が日本に復帰した1972年以降、米軍機墜落事故は45件にものぼります。59年には宮森小学校に米軍ジェット戦闘機が炎上しながら激突。小学生11人、住民6人の命をうばいました▼当時も今も、事故後の対応もひどい。米軍が現場を封鎖し、日本の関係者はいっさい立ち入り禁止。ここはどこの国なのか。いくら原因究明を求めても、都合の悪いことを隠されては真相は闇のなかです▼基地があるかぎり事故は起きる、すべての米軍機を撤去しろ―ただちに開いた抗議集会。「なぜ、私たちだけが、不安と恐怖と隣り合わせの毎日を送らなければならないのか」。「もうこれ以上、我慢できない。われわれの命と安全はどうなってもいいのか」。この沖縄の声を、真正面から受け止めよ。


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