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2013年8月4日(日)

人道支援へ戦闘停止を

国連機関声明 物資届けられない

シリア

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 【ワシントン=島田峰隆】国連児童基金(ユニセフ)のレーク事務局長とバレリー・アモス国連人道問題担当事務次長は2日、内戦が続くシリア情勢についてそれぞれ声明を発表し、人道支援物資を滞りなく届けるために政府軍と反政府派の双方に対し戦闘をやめるよう呼び掛けました。

 ユニセフによると、中西部ホムスでは女性や子どもを含む約40万人が避難民になり、周辺の激しい戦闘のため身動きがとれなくなっています。

 レーク事務局長は「栄養剤などの物資を届ける支援をしているが新たな検問所ができて通行が妨げられている」「支援物資を届けるために安全な通行を直ちに保障することを内戦のすべての当事者に要請する」と強調しました。

 アモス氏は「政府軍と反政府派がそれぞれ包囲している地域に数千人が閉じ込められている」と指摘。最近2日間でホムスなどでは数百人が死傷したり、人質にとられたりしたと伝えられるなど、「人々は食べ物、飲み水、薬など基本的な支援を受けられない状態に置かれている」と告発しました。

 そのうえですべての当事者に対し、暴力行為をやめて支援物資の運搬を認めることや、民間人の保護など国際法で定められた義務に従うことを求めました。


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