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2013年8月1日(木)

国民の期待担って 比例当選議員に聞く

仁比 聡平さん(49)

暴走に立ち向かう力に

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 みなさん、やりましたね。NHKで私の当選確実がでたのは開票日翌日の朝6時5分でした。一睡もしないまま、8時から福岡市博多駅前で公約実現に頑張ると街頭演説をしましたが、駅前で万歳を叫びたい気分でした。

 比例定数48議席の46番目。それだけに「私の広げた一票一票が比例5議席まで押し上げた」「私の頑張りがなかったら届かなかった」と日本中、とりわけ西日本17県で喜びが爆発しています。

 参院選期間中に訪ねられなかった中山間地や離島の地方議員に選挙後電話しました。長崎県五島市は離島で夜6時で投票が終わるのですが、党員・支持者は夜8時まで日本中の親戚や知り合いに棄権防止の電話をしたと聞き、胸が熱くなりました。文字通り「全国は一つ」「マイ名簿で」が実ったのですね。

 議席を失ってからの3年間、民主党政権が国民を裏切り、東日本大震災と原発事故、そして安倍政権の復活と暴走が始まりました。政治への国民の閉そく感が広がりました。

 私たちは今度の選挙戦で“日本共産党が伸びれば必ず政治は変わります”と訴えました。この訴えに515万票の1票を託してくださった国民のみなさんの期待に必ず応えたい。全力をあげます。

 特に印象的だったのは、これまで自民、公明党を応援していたという方々からも「暮らしは崖っぷち」「TPP断固反対」「原発再稼働だけは許せない」、そして「憲法に手をつけるな」の声を託されたことです。

 選挙の最終盤、テレビで安倍首相が「憲法9条を変える」と本音をいい、石破自民党幹事長が“国防軍の出動命令に従わなければ軍法会議で死刑”と発言したことが、衝撃を広げました。国民のなかの立場を超えての「憲法を守り生かそう」という思いが確かめられたことは、これから安倍政権の暴走に立ち向かう上で本当に確かな力だと思います。

 自民党、公明党が国会で多数を握ったといっても、どの問題でも深い矛盾をかかえています。自民党は「日本国憲法改正草案」を国会に持ち込もうとしており、改憲のハードルを下げようとしています。集団的自衛権の行使も狙っています。しかし、自民党改憲案の中身を知った方々から反対の声が急速に広がり、簡単に進められるものではありません。

 躍進で9年ぶりに勝ち取った参議院運営の要、議院運営委員会の理事をまかされることとなりました。憲法審査会も複数配置で臨み、幹事を勝ち取ることができました。強まった発言力を生かし、草の根から運動を大きく広げ、国会としっかり結んで頑張り抜きたいと思います。


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